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高卒採用で使える適性検査比較|SPI3・CUBIC・内田クレペリン検査の違いと選び方

2026.07.30

高卒採用で使える適性検査比較|SPI3・CUBIC・内田クレペリン検査の違いと選び方

高卒採用は面接の回数も応募から内定までの期間も、中途採用や大卒採用に比べて短くなりがちです。一人一社制のもとで学校の推薦を受けた応募者と限られた時間で向き合う中、「面接だけで人柄や適性を見極めきれているだろうか」という不安を感じている採用担当者は少なくありません。

そこで検討に上がるのが適性検査です。ただし、SPI3のように新卒採用で広く使われる検査もあれば、内田クレペリン検査のように製造業・建設業で長く使われてきた検査、さらにはハローワークで無料で受けられるGATB(厚生労働省編一般職業適性検査)まで、性質の異なるものが並んでいて混同されがちです。この記事では、高卒採用の選考で候補になりやすい適性検査を公式情報をもとに客観的に比較します。

結論ファースト:どんな企業にどの適性検査が向いているか

  • 面接の判断材料を、業界標準の指標で補いたい企業 → SPI3(能力・性格を総合的に測定、実績データが豊富)
  • 受検人数が多く、コストを抑えて手軽に導入したい企業 → CUBIC(1名からの単価制、割引プランや受検し放題プランもあり)
  • 製造業・建設業など、集中力や作業の安定性を重視する現場配属が多い企業 → 内田クレペリン検査(作業検査の実績が長く、現場適性の判断材料になりやすい)
  • まずは費用をかけずに応募者の職業適性を把握したい企業(応募者本人が受ける前提) → ハローワークのGATBを案内する、という選択肢もある
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適性検査は「合否を決める道具」ではなく「見立てを補う道具」

適性検査の結果だけで合否を決めるものではありません。面接だけでは分かりにくい傾向を数値や特性として可視化し、配属後の育成方針を考えるための材料として使うのが基本的な位置づけです。

比較表

検査名特徴料金目安向いている企業
SPI3リクルートマネジメントソリューションズが提供。能力検査・性格検査を組み合わせ、新卒・高卒問わず幅広い受験者層に対応初期費用0円、実施1名から。テストセンター5,500円、WEBテスティング4,000円(税抜、性格・能力検査込み)業界標準の指標で応募者を評価したい企業
CUBIC複数の販売代理店(トライアンフ、e-人事など)を通じて提供される適性検査。約20分と短時間で受検可能代理店により異なるが1名1,700円前後〜。50名以上の年間契約で最大20%割引、受検人数無制限プランもあり受検人数が多く、コストを抑えたい企業
内田クレペリン検査日本・精神技術研究所(日精研)が提供する作業検査。1分間の一桁加算を繰り返し、作業曲線から能力面・性格行動面の特徴を測定学校向け・企業向けで料金体系が異なり、公式サイトでは個別見積もり製造業・建設業など、現場配属で集中力・作業の安定性を確認したい企業
GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)厚生労働省が作成し、全国のハローワークで実施。9つの適性能を測定する進路指導・職業指導用の検査ハローワークに求職登録すれば無料企業の選考検査ではなく、応募者本人が自己理解のために受ける検査。企業が直接選考に使う仕組みではない点に注意

※料金は2026年7月時点で各社・各機関の公式情報をもとに記載しています。CUBICのように複数の販売代理店が存在するサービスは代理店ごとに料金が異なるため、正確な金額は候補の代理店への問い合わせが必要です。

各検査の特徴

SPI3

SPI3は、能力検査(言語・非言語)と性格検査を組み合わせて応募者を総合的に把握する適性検査です。新卒採用での利用実績が特に多い検査ですが、高卒採用でも「面接だけでは見えにくい傾向を補う指標」として導入されるケースがあります。実施方式によって料金が変わり、テストセンター方式・WEBテスティング方式ともに公式サイトで料金が明示されているため、事前に予算感をつかみやすいのが特徴です。一方で、言語能力を問う設問が中心のため、学力試験に近い印象を持つ応募者もいる点は考慮が必要です。

CUBIC

CUBICは複数の代理店を通じて提供されている適性検査で、1回あたり約20分と短時間で受検できる手軽さが特徴です。1名から利用でき、受検人数が増えるほど割引が適用されるプランや、受検人数を気にせず使える「受け放題」に近いプランも用意されています。大量の応募者を短期間でスクリーニングしたい企業と相性がよい一方、代理店によって料金体系が異なるため、比較検討の際はどの代理店経由で契約するかを明確にしておく必要があります。

内田クレペリン検査

内田クレペリン検査は、1分間の一桁の足し算を約30回繰り返し、作業量の変化を表す曲線から能力面・性格行動面の特徴を読み取る作業検査です。1950年に現行の形になって以来、官公庁・企業・学校で長年活用されてきた実績があり、特に製造業や建設業など、現場での集中力や作業の安定性を確認したい企業での利用が多いとされています。学力や言語力に依存しない検査形式のため、学科試験が苦手な応募者にも公平に実施しやすい一方、料金は個別見積もりが基本で、公式サイト上に一律の金額は公開されていません。

GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)

GATBは厚生労働省が作成した適性検査で、知的能力・言語能力・数理能力など9つの適性能を、紙筆検査と器具検査で測定します。全国のハローワークで、求職登録をした個人が無料で受検できる仕組みであり、進路指導・職業指導を目的とした検査です。ここが重要な点ですが、GATBは企業が選考のために候補者へ受検を課す検査ではなく、応募者本人が自分の適性を理解するための検査です。高校の進路指導でも使われることがあるため、「学校側で受けたことがあるかもしれない検査」として知っておくと、応募者との会話の材料にもなります。

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CUBICと内田クレペリン検査は「料金非公開」が基本

CUBICは代理店ごとに、内田クレペリン検査は個別見積もりが基本で、どちらも一律の料金を公式サイトで一般公開していません。比較検討の段階では「受検時間」「測定内容」「割引プランの有無」で絞り込み、正確な金額は候補を絞ってから見積もりを取るのが現実的です。

タイプ別のおすすめの考え方

面接官による評価のばらつきを、標準化された指標で補いたい企業 SPI3のように能力・性格を総合的に測定し、実施方式ごとの料金も明示されている検査は、社内での比較・記録がしやすく、面接評価と組み合わせて使いやすいでしょう。

応募者数が多く、短時間・低コストでスクリーニングしたい企業 CUBICのように1回20分程度で完了し、受検人数に応じた割引プランがある検査は、選考初期のふるい分けに向いています。

製造業・建設業など、現場配属後の適性を重視したい企業 内田クレペリン検査のように、学力に依存せず集中力や作業の安定性を測る検査は、現場作業が中心の職種で判断材料として使われてきた実績があります。

そもそも適性検査の導入・比較検討まで手が回らない企業 適性検査はあくまで「選考の判断材料の一つ」です。学校対応や書類のやり取りも含めて選考プロセス全体を見直したい場合は、高卒採用に特化したカケハシplusのような支援サービスに、自社の選考設計ごと相談してみるのも一つの方法です。

よくある質問

Q. 適性検査の結果だけで合否を決めてもいいですか? A. 適性検査は面接だけでは見えにくい傾向を補うための材料であり、結果のみで合否を決めるものではありません。面接での印象や学校からの情報と合わせて総合的に判断するのが一般的な使い方です。

Q. ハローワークのGATBを受けさせれば、自社の適性検査は不要になりますか? A. GATBは応募者本人がハローワークで無料受検し、自己理解や進路指導に使う検査であり、企業が選考のために実施する検査とは目的が異なります。自社の選考に使う適性検査が必要な場合は、SPI3・CUBIC・内田クレペリン検査のように企業向けに提供されている検査を別途検討する必要があります。

Q. 高卒採用の応募者にSPI3のような検査を受けさせても大丈夫ですか? A. SPI3は新卒採用での利用実績が多い検査ですが、高卒採用でも利用は可能です。ただし言語能力を問う設問が中心のため、応募者にとって学科試験に近い印象を与える可能性がある点は踏まえたうえで、自社の選考方針に合うか検討するとよいでしょう。

Q. 料金を正確に知るにはどうすればいいですか? A. CUBICや内田クレペリン検査のように代理店・個別見積もりが基本の検査は、公式サイトの情報だけでは正確な金額が分かりません。候補を2〜3種類に絞ったうえで、想定する受検人数を伝えて見積もりを依頼するのが効率的です。

まとめ

高卒採用で使われる適性検査には、業界標準の指標として使いやすいSPI3、短時間・低コストで多人数をスクリーニングできるCUBIC、現場配属の適性を長年の実績で判断できる内田クレペリン検査、そして企業の選考検査とは異なる位置づけのGATBまで、それぞれ性質の異なる選択肢があります。

導入を検討する際は、まず「面接評価を補いたいのか」「大量応募のふるい分けをしたいのか」「現場配属後の適性を知りたいのか」という自社の目的を整理することから始めると、候補を絞りやすくなります。料金が非公開の検査も多いため、候補を2〜3種類に絞ったうえで見積もりを取る前提で比較するのが現実的です。

適性検査の導入と合わせて、そもそも高卒採用の選考プロセス全体をどう設計すればよいか整理しきれていない場合は、高卒採用に特化した支援サービスへの無料相談・資料ダウンロードもご活用ください。

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