第二新卒・既卒の人材紹介サービス比較|高卒採用の次に検討したい20代若手採用の選択肢
2026.08.02

高卒採用にハローワークや求人媒体で取り組んできた企業でも、「新卒だけでなく20代の若手も採用したい」という場面は少なくありません。特に第二新卒(社会人経験の浅い20代の転職希望者)や既卒者は、自社の求人サイトや一般的な求人媒体への掲載だけでは母集団が集まりにくく、専門の人材紹介サービスの利用を検討する企業が増えています。
第二新卒・既卒向けの人材紹介サービスは、20代全般を幅広くカバーするものから、未経験者やフリーター経験者に特化したもの、集団面接会という形式で直接会う機会を作るものまで、性質がさまざまです。この記事では、中小企業の採用担当者向けに、代表的な選択肢を公式情報をもとに客観的に比較します。
第二新卒採用は「広く集めるか」「丁寧にマッチングするか」で選び方が変わる
第二新卒・既卒向けの人材紹介サービスは、対象年齢層や重視するポイント(母集団の広さ、定着率、直接会う機会の有無)によって適した選択肢が変わります。自社が何を優先したいかを整理してから比較すると選びやすくなります。
結論ファースト:どんな企業にどの選択肢が向いているか
- 20代・第二新卒全体を広くカバーしたい企業 → マイナビジョブ20's
- 未経験・フリーター・既卒者も含めてポテンシャル重視で採用したい企業 → ハタラクティブ
- ミスマッチを避け、定着率を重視して採用したい企業 → UZUZ第二新卒
- 一度に複数の求職者と直接会って比較検討したい企業 → ジェイック(JAIC)の集団面接会
- 第二新卒だけでなく中途採用全体も広くカバーしたい企業 → リクルートエージェント(エントリーキャリア支援)
比較表
| サービス | 特徴 | 料金体系 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| マイナビジョブ20's(マイナビワークス) | 20代・第二新卒に特化した人材紹介サービス。公式サイトで初期費用0円・完全成功報酬型と明記 | 完全成功報酬型(内定者の入社月に発生。公式サイトによる) | 20代全体を対象に広く母集団を作りたい企業 |
| ハタラクティブ(レバレジーズ) | 未経験・フリーター・既卒向け。公式サイトで掲載求人の82.8%が未経験OKと公開 | 完全成果報酬型(公式サイトで明記。金額は要問い合わせ) | 学歴・経歴を問わずポテンシャル重視で採用したい企業 |
| UZUZ第二新卒(UZUZ) | 個別カウンセリングを重視。書類選考通過率・転職成功率・定着率を公式サイトで公開 | 企業側は有料。料金は個別見積もり(要問い合わせ) | ミスマッチを避け、定着率を重視したい企業 |
| ジェイック(JAIC) | 集団面接会形式で一度に約18名の求職者と面接可能。新卒カレッジは完全成果報酬型と公式サイトに明記 | 面接会の参加費は無料。採用決定時のみ成果報酬が発生 | 一度に複数人と会って比較検討したい中小企業 |
| リクルートエージェント(エントリーキャリア支援) | 2024年6月、学歴・職歴・社員経験不問の若年層支援に特化した専門部署を新設(公式プレスリリース) | 個別問い合わせ | 第二新卒だけでなく中途採用全体も広くカバーしたい企業 |
※料金体系は2026年8月時点で各社公式サイト・公式発表に基づく情報です。具体的な手数料率は各社とも個別見積もり・要問い合わせとしており、正確な金額は各社への問い合わせが必要です。
各サービスの特徴
マイナビジョブ20's
マイナビジョブ20'sは、マイナビワークスが運営する20代・第二新卒に特化した人材紹介サービスです。公式サイトの企業向けページでは、初期費用や募集広告費用が発生せず、内定者が入社した月に費用が発生する完全成功報酬型であることが明記されています。人材紹介だけでなく、求職者とのメール対応や選考の日程調整を代行する仕組みもあり、20代全体を対象に幅広く母集団を作りたい企業にとって検討しやすい選択肢です。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、レバレジーズが運営する20代向けの就職支援サービスで、未経験者・フリーター・既卒者を主な対象としています。公式サイトでは、掲載求人の82.8%が未経験OKであること、完全成果報酬型の人材紹介サービスであることが明記されています。学歴や職歴に自信がない求職者にも間口を広げているのが特徴で、経験よりもポテンシャルを重視して採用したい企業に向いています。
UZUZ第二新卒
UZUZ第二新卒は、UZUZが運営する第二新卒・既卒・フリーター向けの人材紹介サービスです。公式サイトでは、書類選考通過率や転職成功率、入社後の定着率といった実績数値を公開しており、キャリアカウンセラーによる個別カウンセリングを通じたオーダーメイド型のマッチングを特徴として打ち出しています。数を集めることよりも、1人ひとりに合った紹介による定着率の高さを重視したい企業に向いた選択肢です。
ジェイック(JAIC)
ジェイックは、中堅・中小企業向けに若手採用支援を行う企業で、公式サイトでは「集団面接会」という形式を紹介しています。これは求職者が集団研修を経たうえで、企業が一度に約18名程度の求職者と無料で面接できるイベントで、参加費用はかからず、採用が決まった場合にのみ成果報酬型の手数料が発生する仕組みです。新卒者向けの「新卒カレッジ」も完全成果報酬型として案内されています。一人ずつ書類選考から進めるのではなく、直接会って比較検討したい中小企業にとって特徴的な選択肢です。
リクルートエージェント(エントリーキャリア支援)
リクルートは2024年6月、学歴・職歴・社員経験を問わない若年層(就職活動中の方、第二新卒、既卒で社員経験がない・短い方など)の支援に特化した「エントリーキャリア支援部」をリクルートエージェント内に新設したと公式に発表しています。もともと中途採用全体を幅広くカバーしてきたリクルートエージェントの枠組みの中で、第二新卒・既卒層への支援体制を強化した形です。第二新卒採用だけでなく、他の年代・職種の中途採用も含めて同じサービス内で検討したい企業に向いています。
料金は「成果報酬型」が主流だが、率は個別確認が必要
今回比較したサービスはいずれも、採用が決まるまで費用が発生しない成果報酬型(または参加無料)を基本としています。ただし具体的な手数料率を公式サイトで一般公開している会社は少なく、実際の金額は個別の問い合わせで確認する必要があります。
タイプ別のおすすめの考え方
20代・第二新卒全体を広く対象にしたい企業 マイナビジョブ20'sのように20代全般を対象とするサービスであれば、特定の経歴に絞らず母集団を作りやすくなります。
未経験・フリーター・既卒者も含めてポテンシャル重視で採用したい企業 ハタラクティブのように未経験求人の比率を明示しているサービスは、経験よりも人柄・ポテンシャルを重視した採用を検討する際の候補になります。
ミスマッチを避け、定着率を重視したい企業 UZUZ第二新卒のように個別カウンセリングを重視し、定着率などの実績を公開しているサービスは、採用後の早期離職を防ぎたい企業にとって参考にしやすい選択肢です。
一度に複数の求職者と会って比較検討したい企業 ジェイックの集団面接会のように、一度のイベントで複数名と面接できる形式は、選考にかけられる時間が限られる中小企業にとって効率的な手段になります。
第二新卒だけでなく中途採用全体を同じ窓口で検討したい企業 リクルートエージェントのように中途採用全体をカバーするサービスの中で第二新卒・既卒層への対応も強化されている場合、年代や職種を横断して同じサービスで検討できる利点があります。
高卒採用と若手採用を一体で見直したい企業 第二新卒採用は、高卒採用や新卒採用と組み合わせて検討することで、若手採用全体の選択肢を広げられます。高卒採用に関する情報発信や求人媒体の見直しまで含めて相談したい場合は、カケハシplusのような高卒採用に特化した支援サービスも選択肢の一つです。
よくある質問
Q. 第二新卒とはどのくらいの年齢・経歴の人を指しますか? A. 明確な法律上の定義はありませんが、一般的には学校卒業後に就職し、数年以内に転職を考えている20代前半〜半ばの社会人を指すことが多い言葉です。既卒(卒業後に正社員経験がない人)やフリーター経験者を含めて対象とするサービスもあり、サービスごとに対象範囲が異なるため、募集したい層に合っているか事前に確認する必要があります。
Q. ハローワークと人材紹介サービス、何が違いますか? A. ハローワークは公的な職業紹介機関で掲載・利用ともに無料です。一方、民間の人材紹介サービスは、専任の担当者が求職者ごとに個別カウンセリングを行い、企業の要望に近い人材を紹介する分、採用が決まった場合に成果報酬(手数料)が発生するのが一般的です。母集団の広さと、マッチングの丁寧さのどちらを優先するかで使い分けを検討するとよいでしょう。
Q. 人材紹介の手数料はどのくらいかかりますか? A. 厚生労働省の届出制手数料の仕組みでは、紹介手数料の上限は採用者の理論年収に対して50%までと定められています。ただし各社が実際に設定する率は公式サイトで一般公開していないケースが多く、正確な金額は個別に問い合わせて確認する必要があります。
Q. 複数の人材紹介サービスを同時に利用してもよいですか? A. 多くのサービスは他社との併用を制限していません。ただし採用管理の手間が増えるため、まずは自社の採用したい層(20代全体か、未経験者中心か、定着率重視かなど)に合わせて1〜2社に絞って比較検討を始めるのが現実的です。
まとめ
第二新卒・既卒向けの人材紹介サービスには、20代全体を広くカバーするマイナビジョブ20's、未経験者にも間口を広げるハタラクティブ、個別カウンセリングと定着率を重視するUZUZ第二新卒、集団面接会という形式のジェイック、中途採用全体をカバーするリクルートエージェントなど、性質の異なる選択肢があります。
検討の際は、まず自社が「広く母集団を作りたいのか」「定着率を重視して丁寧にマッチングしたいのか」を整理し、そのうえで料金体系や対応範囲を各社に問い合わせて比較するとよいでしょう。成果報酬型が主流とはいえ、手数料率は個別確認が必要な点も押さえておく必要があります。
第二新卒採用は、高卒採用や新卒採用と組み合わせることで、若手採用全体の選択肢を広げる手段にもなります。高卒採用も含めて自社の若手採用全体を見直したいとお考えの方は、無料相談・資料ダウンロードもご活用ください。
出典
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